
| TEL 03-3686-1929 |
| もくじ |
鹿児島県・国分酒造 〜 その2
いよいよ蒸留見学の為、入蔵しました。
はじめに杜氏の安田さんと対面し
それまでの苦労話をお聞きすると
「芋麹」で仕込むとモロミのアルコールが上がらず
モロミが腐ってしまう為、
米で仕込むなら目をつぶっても出来るが
この芋麹を仕込みはじめると夜中に「ハッ」と目がさめ
「もしや?」と思い蔵に駆けつける日が今でもあると言う。
「まったくこの石野さんには寿命を縮められました!」と
冗談とも本気とも取れるお話です。
しかし、目は生き生きと輝き職人魂を
掻き立てられているのが見えました。
仕込みが終るまで髭をそらないそうで、
疲れはするが充実した数ヶ月だったそうです。
二日目・四日目・六日目のモロミを覗かせていただきながら
「香り」を嗅いでいると
四日目のモロミがとてもクリーミィーな甘い香りでした。
もろみ。
蒸留したての「芋麹・芋」
蒸留したての「芋麹・芋」は、表面に油が浮いていたのですが
敢えて「その表面の油っぽいところすくってください!」と
お願いし飲んでみるとこれが、そんなに油っぽくなく
「そうでしょう?ですから芋麹・芋は無ろ過で出荷しております」
と杜氏が仰っておりました。
提案した石野氏も偉い!
それを許可した理事長も偉い!
また、それを形にした安田杜氏と笹山氏も偉い!
芋麹・芋に関しては四人の熱いハートが産んだのでしょう!
国分の夜は「薩摩ビール園」へ堂々と「芋麹・芋」を笹山氏が持ち込もうとするそばで
私が「持ち込み厳禁って書いてあるよ」とちょいと冗談を言うと
真面目な笹山氏はキョロキョロしながら身体に隠しながら奥の座敷に持ち込み皆で乾杯しました。
懇親会が終り二次会に進むにつれて
15名くらいいた酒屋さんが段々それぞれのホテルに帰って行きましたが
私と笹山氏・石野氏・と後お二人の酒屋さんで三次会のスナックで二時頃まで飲んでいました。
初対面なのに以前から知っているような思いがあり皆さん直ぐに打ち溶け合って
「東京のバカが来ると言うので楽しみにしていた」
と言われ私も、すぐさま
「鹿児島の大バカってどんな奴かと思ったら本当にバカだな!」
とお互い口も悪いが頭も悪い同類で国分の夜をとても楽しく過ごさせていただきました。
最後になりましたが、笹山さんはじめ国分酒造の皆様・石野さん
大変お世話になり有難うございました。
UPDATE 2000/11/26