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1999 春 |
1999 夏 |
NEW! 1999 秋 |
| 1999年 春 |
春一番の声も聞き、新酒も出揃う季節になりました。
昨年の11月に「現代の名工」として、労働大臣より表彰された鳥取県「鷹勇」の坂本旬杜氏より、先日お手紙を戴きました。
70歳近くになってもなお「老い」と言う事を考えず、必要とされることを喜びとし、一層勉強していきたいとの便りでした。
このいつまでも前向きな姿勢が、多くの愛飲家に高い評価を頂いているのでしょう。
私も坂本 杜氏方の心意気に応えるべく、この「国酒・日本酒」の文化継承と拡大の役目に末席にでも並べて頂けるよう努力していきたいと思います。
さて、最近はパソコンをお持ちに方が増え、インターネットやEメールなどが随分と普及していますが、私も遅れてはならずと、とうとうホームページを開設してしまいました。
ご興味のおもてのかたは、一度アクセスしていただければと思います。
店主敬白
(リーフレット版「粋酔」の記事を原文のまま掲載しています。)
複雑なうまみを併せ持つ酒。
単に甘口、辛口と言うだけでなく、口に含んだ時のまろやかさ、爽やかさ、豊かさなどを、言葉で表現するのはあまりに難しいものです。
「味わいに基準を定める」というこの難題を、日本酒のせかいでは、どのようにとらえているのでしょうか?
酒の味を示す言葉に、日本酒度と言うのが有るのをごぞんじでしょうか?
これはその酒のエキス分を測ったもので、水の濃度、つまり比重をゼロとした場合その酒のエキス分が少ないとプラスの数値が大きい方へ(辛口)、反対に濃いとマイナスの数値が大きくなり(甘口)を表しています。
これと、酸度と言う数値があり大体1.2を境に数値が高いと濃醇(のうじゅん)に、低いと淡麗(たんれい)と成ります。
これらの組み合わせにより、淡麗辛口から濃醇甘口まで、幅広い味わいが選択出来るのです。
あくまでこれらの数値は目安で有りますので、同じ酒米・酵母・精米歩合で同じ日本酒度・酸度でも、まったく同じ味に成らないところが不思議なところであり、また奥深く面白いのでしょう。
さあ、そこで「エッ!じゃあー米の味を上手に引き出しているのは濃醇なのだから、いい酒は甘いのか?」と、お考えの方もいらっしゃるかと思います。
ただ、酒は趣向品ですので辛口が好きな方は辛口を又、甘口が好きな方は甘口を飲まれればいいのでしょう。
万人に合う酒やあらゆる料理に向く酒が有れば一銘柄でいい訳ですが、しかし、そう言う酒は幸か不幸か存在しません。
ただどうでしょうか?良い塩や本場のキムチなどは、辛いだけで無くその中に甘さが感じられこれが、旨さの源だと言うことは日常的にご理解戴いているのではないかと思いますが。
お求めになる際、有名銘柄やいつもの酒ばかり選ぶのでは無く、時々は浮気をしてみてはいかがでしょうか。
近年は個性、豊な日本酒がたくさん造られております、先入観に捕らわれず先の数値や酒米などを、頼りにし、いろいろチャレンジしてみて新しい味の世界と巡り逢うのも、嬉しい発見があり、ひとつの買い物の楽しさかもしれませんね。
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