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| 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | |||||||
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1999 春 |
1999 夏 |
NEW! 1999 秋 |
| 1997年 初夏 |
よいお酒とはどんなお酒でしょう。
有名になると味が落ちる、よくそんな話を耳にします。
売れ始めると大量に作り、健全に増やさず儲けに走る。
結果として、仕事が雑になり、当然品質が低下していくことになります。
大量に造らないから、原料や人の技が生きていたのです。
私の酒選びの基準は一つはここにあります。
感動のストーリーがある、有名な方が飲んでいる、そんなことを売り物にするのではなく、酒質こそが問われる酒。
それぞれに個性を持ち、品質こそを誇れる酒。
そんな酒の発掘が私の仕事です。
来るべき21世紀に向けて、これからも日本が世界に誇れる「酒」の継承に、僅かながらでも触れていきたいと思います。
ペリー来航以来、我が国は数々の外圧に屈してきました。
4月1日からの消費税値上げの陰であまり取り上げられていませんが、今年10月1日焼酎税率の見直しが施行されます。
欧米の蒸留酒(ウィスキーなど)に比べ、日本の蒸留酒(焼酎)の税負担が軽いのは不公平だとのEU諸国の要求にこたえ、3回にわけ格差をなくしていくのだそうです。
そのため、酒類関係者の間では、零細な焼酎メーカーは廃業に追い込まれるとの見方がされています。
差別と区別を混同し、大衆的な物までも政治の道具にされるとは、嘆かわしいことですね。
昨年、ある地酒問屋の課長さんとお話をしたときに「せめて日本酒だけでも、日本酒だからこそ、出荷量を競うあまり山積みにされ、なんの会話もなくたたき売りされるような、そんな情けないものにならぬよう、私たちは頑張っているのですよ」とおっしゃっていました。
戦国の昔より、酒は政治と経済、また人々の暮らしや人生の節目に大きく関わってきました。
酒は税をかけることにより、権力の保持、国力の増強とさまざまな試練を乗り越え、現在に伝わっています。
高額な酒税、消費税にも負けず、酒を愛する人たちに美味しい酒をお届けできるよう、全国各地の蔵元で果敢な努力がなされています。
そうして集まった貴重な税金なのですから、無駄遣いなどせず大切につかって欲しいものだと思います。
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